6方向フットワークを始めると、最初は動けるのに、何周かすると足が止まることがあります。速さが足りないというより、毎回の動きに「止まる場所」と「戻る場所」がないまま続けているのかもしれません。

6方向は、フォア前・バック前・フォア横・バック横・フォア奥・バック奥を、構えた位置から出て戻る練習です。歩数や足の順番には個人差があるため、まずは流れをそろえます。

4つの確認順

構える一歩目到達して止まる戻る

6方向を同じ速さで回る必要はありません。毎方向で、次の4つを見ます。

1.構えから動けるか

足幅を広げすぎたり、ラケットを下げて待ったりすると、合図のあとに身体を起こす時間が必要になります。膝の角度を何度に固定するのではなく、次の一歩へ移れる高さかを確認します。

構えで力みすぎると、かえって一歩目が固まることもあります。足裏全体で床を押せるか、ラケットを身体の前に置けるかを見ます。

2.一歩目が目的地へ向いているか

前へ行きたいのに横へ一歩出る、奥へ下がりたいのに身体が正面を向いたままになる。最初の一歩がずれると、その後の歩数を増やしても間に合いにくくなります。

最初は各方向をゆっくり行い、足を速く動かすより、身体の向きとラケットの準備が移動方向に合っているかを見ます。

3.到達点で止まれるか

シャトルを打つ場所まで来たら、足を出し切って終わりではありません。踏み込んだあとに身体が流れず、打点を作れる範囲で受け止めます。

前方向では、深く入りすぎて戻りの足が遅れることがあります。床の状態や身体の状態によって適切な歩幅は変わるため、膝の角度や歩数は参照値に留めます。

4.戻って次の方向へ出られるか

6方向を続けるときに一番大切なのは、戻りを省略しないことです。中央へ戻るときは、身体を起こし、ラケットを構え直してから次の合図を出します。

「行って終わり」になると、実際のラリーで次球に遅れます。戻る位置は毎回同じ一点でなくても、次の方向へ出やすい範囲に戻れているかを確認します。

まずは30秒の練習

6方向を全部回るのが難しければ、前2方向、横2方向、奥2方向に分けます。各方向を20〜30秒、休憩をはさんで2セット行います。秒数は競争ではなく、形を崩さずに集中できる範囲の目安です。

慣れたら、指示する人が方向をランダムに出します。順番を暗記する練習から、合図を見て一歩目を変える練習へ進めます。

まとめ

6方向フットワークは、速さだけを測るより、

  • 構えからすぐ動けるか
  • 一歩目が方向に合っているか
  • 到達して止まれるか
  • 戻って次へ出られるか

を順番に確認します。まずは一方向を丁寧に行い、流れがそろってから方向と速度を増やしましょう。

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